いよいよ世界一周に出発!イギリスガトウィック空港からのスタート
いよいよ世界一周出発の日。
結局前日の荷造りは夜中の2時頃までかかってしまった。
持って行きたかったものは、たくさん諦めたつもりだったけど、それでもバックパックはパンパンだった。
ガトウィック空港まで、ともみさんとジヤドくんに送ってもらう。
少し早めに出て、Hiroが前回ウィンボーンにきた時に印象的だった場所に私も連れて行ってもらうことに。
ロバがいるところらしい。
向かう途中、菜の花が綺麗なところがたくさんあった。
ロバの場所に向かうと、普通の道路に、ロバがたくさん寝てたり、歩いていたりした。
このロバは顔がかゆいらしく、イスで顔をカイカイしてた。
イギリスののどかな自然は素晴らしい。
牛もいたんだけど、車止めて写真を撮ろうとしたら、
怒って威嚇しはじめて、
危うくジヤドくんが突進されそうになったので、すぐ避難した。
イギリスの風景をしっかりと目に焼き付けて、
空港へ向かった。
ウィンボーンからは車で2時間ほどもかかる距離だったけど、
二人は嫌な顔1つせず、空港まで送ってくれた。
空港について、2人に別れを告げる。
次に会うのは1度イギリスに戻ってくる、3ヶ月後。
それまでしばらくのお別れ。お世話になりました。
空港でチェックインを済ませて、モロッコ行きの飛行機に乗り込む。
不思議と、高揚感はなかった。夢のような気分でもなかった。
夢がかなった時、もしくは夢だったことを始める時は、
夢が叶ってしまう不安のようなものを、感じるものなのかもしれないと思った。
世界一周プロローグその3:ストーンヘンジを訪ねて。出発1日前
出発の1日前。
この日はウィンボーンから1時間ほどの街、ソールズベリに向かう。
ソールズベリはストーンヘンジの近くにある街として有名だ。
ここには有名なカテドラルがある。
(ちなみに、日本では大聖堂のことをカテドラルとカタカナ発音しますが、
英語の発音では「キャシードラル」に近い発音をするので、それに気付くまでは通じなかったのをよく覚えています。)
ここのカテドラルの内装は、ハリーポッターの映画を思わせるような
イギリスらしい作りで、とても感動したのを覚えている。
ソールズベリを少し観光した後、ストーンヘンジまで車で向かう。
ストーンヘンジの入り口まで車で向かうことができ、
そこからバス、もしくは徒歩で向かう。
このストーンヘンジ、入場料がまぁまぁ高い。
大人1人16,5ポンド(約2330円)で、
Gift Aid というオプションがあり、それがつくと18.2ポンド(約2570円)になる。
Gift Aidは10%の寄付らしいのだが、ともみさんとジヤド君曰く、
イギリス国籍の人は払わなければならないらしい。
チケットを手に入れると、オーディオガイドの列に並べる。
日本語のオーディオガイドもあり、料金はチケット代に含まれるそうなのだが、
列が長かったのもあり、並ぶのはやめておいた。
代わりに、オーディオガイドの無料のアプリがあるそうなので、それをダウンロードしてみた。音声は英語しかなかったので、ところどころわからないが、ないよりはましだった。
そこからバスに乗ってストーンヘンジのある場所まで行く。
バスに乗らなくても歩いて15分程で行くことができる。
欧米人は歩くのが好きな人が多いので、たくさんの人がハイキングをかねて歩いていた。
ストーンヘンジの近くまで行くと、ロープで周りを張り巡らされているエリアの入り口で、チケットを切られる。
実はこのストーンヘンジ、歩いてこの場所まで来て、かつこのロープの中のエリアに入らなければ、チケットを買わずにくることができるらしい。
つまり、遠目からの鑑賞でよければ、入場料はただでストーンヘンジを見ることができるのだ。
だからこそ、バスを乗らずに歩いていた人が多かったのかもしれない。
ロープ内のエリアに入ると、より近い距離でその謎の岩たちを見ることができた。
だが、1番近づける距離で岩から15メートルほどのところで、近くに行って見上げたり、触れたりすることはできない。
ぐるりと周りを一周して、鑑賞する。
英語のオーディオガイドから拾えたことは、
これは紀元前2000年ほど前に建てられたものであるということ、
この岩はこの辺の地質とは異なるもので、イングランドの西側にあるウェールズから運ばれてきたもの、かなりの長距離を運ばれてきているのだが、その時代の人たちが、どうやって運んできたかが、未だ謎に包まれているということ。等
ゆっくりと周りを一周しながら、オーディオがアイドを聞き、考える。
ストーンヘンジはすっかり満喫できた。
その後帰りにパブで夜ご飯を食べ、
家に帰って荷造り。
い良いよ明日は出発だ。出発は午後だから、朝は少しゆっくりできる。
夜中を回っても。荷造りはまだ終わっていなかった。
世界一周プロローグその2:旅に向けての荷造り、時々観光。出発2日前
出発の2日前。
この日はウィンボーンにともみさんとジヤド君が観光に連れて行ってくれた。
お昼過ぎ頃に出発して、腹ごしらえ。
可愛らしいカフェに連れて行ってもらった。
サンドイッチ、ハンバーガーなどがとっても美味しいレストランだった。
ウィンボーンは小さくて可愛らしい街。
教会や、大聖堂などがあり、可愛らしい町並みと美しい建物に心癒された。
Hiroのご両親も、少し前にウィンボーンに遊びにきていて、
その時もこの街にきて、町並みをとても気に入っていたらしい。
荷造りがあるため、早めに帰ってくる。
私は日本を出発する前、どうしても荷物を選別できず、
世界一周用の40リットルのバックパックと、中型のスーツケースを1つ持ってきていたのだ。
まぁそもそも、世界一周用の荷物と、1ヶ月滞在型の語学留学では荷物の種類が変わってくるから、最初からバックパックだけなんて無理な話だったんだけど。
ハードな旅と違って、イギリスでの語学留学だったら、たまにはおしゃれだってしてロンドンに遊びに行ったりしたい。
そしてHiroも、45リットルのバックパックと、空っぽのスーツケースを1つ持ってきていた。
まさかスーツケースを持って旅に出るのか?と疑問に思われるかも知れないが、
そうではない。
実は半年後に、Hiroの両親がウィンボーンに遊びにくる予定があるそうで、
その時にスーツケースを持って帰ってもらう算段なのだ。
旅先でお土産を買い、たまったらイギリスへ送る。
送った荷物はそのまま置いておいてもらい、私たちがヨーロッパを一周したら一度イギリスに戻る。そこで再度荷造りをして、そのスーツケースを持って帰ってもらうという感じだ。
そうすれば、旅先の荷物を日本に送るよりも送料が半分から3分の1くらいになるし、
荷物が重くなるからという理由でお土産を買い渋ったりすることも少なくなる。
旅先では気軽に購入できない必要な荷物(コンタクトレンズや、クレンジング・洗顔、日本製の日焼け止め、生理用品など)も、3ヶ月分だけ詰めれば良いのでその分荷物も少なくなる。
これもともみさんとジヤド君のおかげで為せる技だけど、本当にありがたかった。
夕方頃から荷造りを始めるが、なかなか進まない、、
何にせよ初めての長期旅行だし、何を持って行って何を持っていかなくていいのかがわからない。
その上40リットルのバックパックは、思いの他量が入らなくてイライラする。
(60リットルのバックパックにする!と最初は言っていたのだが、Hiroに「どうせ俺が持つんだから!」と止められ40リットルにした。そのことを出発後1ヶ月くらいまでは根に持っていた。)
絶対持っていくもの、迷うもの、持っていかないものに分けて、
迷うものに関しては判断をHiroに仰ぐ。
だがそういう場合、大抵「いらない」と言われるからまた悩む。
チェキを持って行きたかったのだが、チェキはいらない。と説得され置いてきた。
(これは出発3ヶ月をたっても、持って来ればよかったと根に持っている)
荷造りは終わらないまま、夜ご飯の時間になる。
その日の夜ご飯は、鳥を丸々一羽焼いたものと、カプレーゼなど豪華な食卓だった。
日本だとなかなか鳥丸々1羽は食卓にはでないけど、イギリスではスーパーによく売っているらしい。
食べながらいろんな話を教えてもらった。
ジヤド君が私たちが到着する日の前の夜に、ベロベロに酔っ払って帰ってきたこと、
日本語を勉強するため仕事終わりにスクールに通っていること。
そのため「もじゃもじゃ」などの単語がわかること。
(これに関してはなぜ「もじゃもじゃ」という音なのかと不思議に思っているそうだが、誰も答えられなかった。)
ネイティブの人との会話はまだまだ聞き取れない部分も多いけど、
少しは自分の英語力が上昇しているなと思った。
(実は語学留学の間、授業だけでは足りなかったので、DMM英会話のレッスンを受けていた。30分2回のスカイプ英会話をほぼ毎日やって、少しだけスピーキングの能力がついたとおもった。)
その日も早々に眠たくなったので、
荷造りは置いといて寝た。
2人はとってもおもてなしをしてくれるので、
明日は観光にストーンヘンジに連れて行ってくれるらしい。
世界一周プロローグその1:イギリスで1ヶ月英語勉強の後、遂に旅へ出発。出発3日前
2017年5月。世界一周の初日。私たちはイギリス・ガトウィック空港から世界一周の旅を出発させた。
私がイギリスで一ヶ月語学学校に通った後の出発だった。
話は遡って、出発の3日前。
私はイギリスの南にある、ブライトンという町で1ヶ月の間、英語の語学学校に姉と一緒に通っていた。姉はイギリスでワーキングホリデーを始める最初の1ヶ月だった。
4月から1ヶ月の語学学校を修了した後、日本からHiroがブライトンにやってきて合流した。そこからHiroのお姉さんが住んでいる、ブライトンの少し東のウィンボーンという町に向かう。
Hiroのお姉さんであるともみさんは、イギリス人の旦那さん、ジヤド君と結婚して、今はイギリスに住んでいる。
ウィンボーンまでは、ブライトンからサザンプトンという町まで電車で向かう。
姉は駅まで見送りに来てくれた。
別れ際、姉からメッセージカードをプレゼントされた。語学学校で同じクラスだった子たちのメッセージが書かれたカードだった。知らない間に用意してくれていたみたいだった。
イギリスでの1ヶ月の語学留学の間、1ヶ月間ほぼ姉と一緒に過ごしていた。
怒ると怖いし無愛想だけど、口下手なだけで、私に優しい気持ちを持ってくれてることが伝わった。
母とはずーっとぶつかっていて心配することも多いけど、しっかり者の尊敬できるお姉ちゃんだ。
1ヶ月のいろんな思い出が蘇ってきて、涙が出てきた。
姉はここから約2年間、イギリスでワーキングホリデー。しばらくまた会えないけど、また会いに来るからね。頑張ってね。
イギリスでの1ヶ月のことは、また時間があるときに書きたいと思う。
電車でサザンプトンまで向かうと、ともみさんが車で迎えに来てくれていた。
サザンプトンから1時間ほど車で走り、ウィンボーンに向かう。
ウィンボーンは閑静な住宅街だった。
家の前まで着くと、旦那さんのジヤドくんがお出迎えしてくれた。
今日から3日間、荷造りのためにお世話になる。
夕飯はジヤド君がレバノン料理をふるまってくれた。
ジヤド君はイギリス人だが、お母さんがレバノン人。
レバノンってどこだろうと思って調べたら、中東のオマーンの近くだった。
レバノン料理は、西洋パセリを細かく刻んでトマトと和えたものや、ナスの身をくりぬいてペースト状にしたものなど、どれも全部美味しかった。
荷造りは明日にして、その日は早々に就寝することにした。
明日はウィンボーンを少し観光に連れてってくれるらしい。