好きなことして生きてみる

石川県出身24歳のブログです。2017年5月から世界一周の旅に出ています!

"好きなことして生きてみる"
24歳女のブログ。2017年3月に仕事を退社し、2017年5月から世界一周の旅に出ます!

モロッコ5日目その①:サハラ砂漠ツアー最終日。真夜中のテントへの侵入者

サハラ砂漠ツアー3日目。

砂漠の簡易宿泊施設で一晩を過ごした私達。

砂だらけの毛布とマットレスで、意外にもぐっすり寝れた私だった。

が、夜中の3時ごろ、足元に何かが乗って動いている感覚を感じ目が覚めた。

 

虫?それとも蛇?なんか大きいぞ。。

 

恐る恐る携帯のライトをつけて足元を確認してみると…

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野良猫がちーんと私の足の上に座ってた。笑

ここ一応テントの中なんですけど。。。笑

しかも私の足元だけじゃなく、Hiroの足元にも子猫が3匹寝てたのでした。(Hiroは爆睡し続けててて気づいてなかった) 

だけどこんな砂漠の中でも猫がいるとは。そして暖を求めてテントの中に入ってきたのか…可愛いけどびっくりさせないでほしいなぁ。

そんなこんなで、蛇ではなかった安心感で再び眠りについた。

朝6時ごろ。
ガイド達が、それぞれのテントにきて叩き起こしにくる。
昨日顔も洗っていなかったけど、どうでもよくなっている私は、朝起きて歯磨きだけして顔を洗わずラクダライドへ。

まだ薄暗い中出発する。

ここから日が昇るのをラクダに乗りながら見て、来た道を戻る。

ラクダ達は大人しく座って朝が明けるのを待っていた。

ラクダに乗る際、Hiroはまた狂暴なラクダをあてがわれる。笑
ラクダはHiroを乗せるのを嫌がって、ぐわーぐわー鳴き続けていたのだが、
ラクダ前にいる昨日仲良くなったモハメドが、不意に後ろを振り向いてHiroのラクダをビンタ!笑
二人で慌てて「やめてーー!笑」って止めた。笑

他の人が全員ラクダに乗るまでの間待っていると、今度はHiroのお◯っこをし始めた。ちょっと斜めにスタンディングしながら用を足すラクダ。超シュール。

そこからまた1時間ほどのラクダライドの開始。

何人にも列になって砂漠を進む。昨日に引き続き股関節が痛い。
砂漠での日の出も見ることができた。

じわじわと暑くなってくる。

日が昇った後は、ラクダの影が砂漠に映り、とても素敵な風景が撮れた。

 

1時間くらい経ち、ラクダライドは無事終了。

 

私を乗せてくれたラクダちゃんは可愛いお顔だった。

 

 

 

 

 

 

ラクダちゃんとセルフィー。

ちなみに、サハラ砂漠は星もとっても綺麗なところ。
私たちが行った日は月が満月に近くて、月の光で星も見えづらくなってしまっていたけど、月が沈んだ後の星の姿は、それはそれは綺麗だったそう。

最後にモハメドサハラ砂漠での写真を撮ってもらった。


ラクダツアー終了後、またパンだらけの朝食をモハメドと一緒に食べ、モハメドにさよならを告げる。陽気なモロッコ人だったな。

 

 

 

 

 

これにて2泊3日のサハラ砂漠ツアーが終了。
いろいろと事件はあったけど、中身の濃い2泊3日だった。
ラクダに乗って、砂漠に泊まるという素敵な経験ができてよかった。

ここから私たちはマラケシュに戻らず、フェスに移動。
フェスに移動した後は、バトルが待ち受けているのだった…
続く

 

モロッコ4日目:サハラ砂漠ツアーその2。ベルベル人の村の観光&サハラ砂漠で宿泊

サハラ砂漠ツアー2日目。

昨日の夜はホテルはあまり良くなかったものの、温かいシャワーは出たのでぐっすり眠れた。サハラに向かうため、朝7時に起床。

またまたパンだらけのビュッフェ朝食を取り、すぐに出発。

2-3時間ほど車を走らせると、ベルベルの伝統的な衣装を着込んだガイドが途中で乗ってきた。「Hi guys,everyone speak Belbel?(こんにちは〜皆さんベルベル語話せます?)」
とジョークを一言。

その後ガイドを乗せた車はベルベル人の村に停車して、ガイドが村の生活の様子を案内してくれる。

何百年も前から発展せずに昔のままのスタイルを残したその村では、川で洗濯をしていたり、手作業で畑仕事をしている様子を見ることができる。

村の中を案内してもらう中で、1つの家に招き入れられ、無料でミントティーを飲ませてもらえるところがある。それは「押しが弱い」モロッコ絨毯の売り込みで有名な場所で、実際に絨毯をどんな風に作っているかを説明されながら、絨毯の売り込みをされる。

ミントティーを入れるおっちゃん

ターバンを巻いたおじちゃんが、一生懸命説明する。

「これはラクダの毛で、これは羊の毛。この色はターメリックで染めていて、これはヘナ・・・」

一生懸命20枚以上の絨毯を広げる。

私たちのグループは、値段に興味を示す人もいたが、結局誰も買っていなかったので、ただでミントティーを飲ませてもらうだけになってしまい、ちょっと申し訳なかった。
おじちゃんは心なしか悲しそうだった。

その後昼食。またまた割高なレストランへ案内される。

 

こいつら観光客だと思ってぼったくってるな。。と思うが、私たちに選択肢はない。

初めてカリヤチキンと言う料理を食べる。熱々の野菜とチキンが美味しい。
これまでのモロッコご飯で1番美味しいかも!と2人で言っていた。
が、これで100DH(約1100円)モロッコの物価からすると高すぎる。。

こからまた車を走らせて、17時頃メルズーガに到着。私たち一行は時間に遅れているようで、急かされながらすぐに砂漠ツアーが開始。

それにしても今回のツアーは何においても説明が無く、これがモロッカンスタイルかとしみじみ思う。この場所はどこか、今から何をするか等を全く教えてくれないので、これからサハラに1晩泊まるというのに、それが分からず、洗顔用具一式を車に置いてきてしまったほどだった。

砂漠ツアーでは、一人一匹ラクダに乗り、1時間ほどサハラ砂漠を歩く。

最初に乗る際は少し怖かったけど、ラクダはおとなしくてお利口さん。歩きながらウ○チをするし、鳴き声も恐竜みたいだが、顔はまつ毛が長くてとっても可愛い。

Hiroは背が高い男性のせいか、狂暴なラクダをあてがわれていた。

「そのラクダはカバンを背中にかけられるのが嫌いだから背中に荷物を背負え」
「絶対に背中にしょってる荷物を取ろうとするな」などと念押しされる。笑

雄大サハラ砂漠をゆっくりと歩く。だんだんと街並みが消えていって、全面を砂漠に囲まれるようになる。日はどんどん沈み始め、暗い砂漠は少し萎縮するような怖さを感じさせる。ラクダの乗り心地はあまりよくなくて、30分もすると股関節辺りが痛くなってきた。

一時間ほどのラクダライドの末、簡易宿泊場に到着。すっかり日が暮れていた。

サハラ砂漠のど真ん中にある、テントを何個も寄せ集めたような宿泊所。
明かりがないのでとにかく暗い。
ガイドが夕食の準備をするとのことで、一時間ほど他のツアー客たちと歓談タイム。

電気の代わりに、ろうそくの明かりで過ごす。
青空のもと、ちゃぶ台のような机と、クッションが何個も置かれていた。

ロッコで一人旅をしているモロッコ人のモハメドと仲良くなった。
25歳の青年。カサブランカにあるトヨタフォークリフトをメンテする仕事をしているらしい。

一人で2週間、モロッコ国内を旅してる。宿泊はテント、移動はバスかヒッチハイクか徒歩。なかなかチャレンジングな青年。片言の英語で自分がモロッコ国内を旅している写真を50枚くらい見せてくれた。

満天の星空の下(外)ツアー参加者みんなで夜ご飯のタジンを食べる。

見た目はあまり良くなかったが、今までで一番美味しいタジンだった。

夜中、ガイドたちによるちょっとしたベルベル音楽の演奏があった。

寝床は、広めのテントの中に、マットレスと枕が置いてあり、毛布がたくさん置かれている。

この寝床が想像以上にハードだった。
この毛布、ちょっとというかかなり砂っぽい。めくれば砂がこぼれ落ちてくる。
マットレスも枕も、絶対しばらくは洗ってないだろうという感じが漂っていた。
汚いところでも割と大丈夫な方の私だけど、それでも根性がいる寝床だった。

ちなみに砂漠の中なので、Wifiなんぞあるわけないし、電気もなければ、水道も無い。
明かりはキャンドルもしくは携帯のライトだし、
トイレと洗面も茶色い水が溜めてあるタンクに簡易的な洗面台が付いているようなものだった。 

トイレ入り口

 

トイレの洗面台

トイレ内

顔を洗う気にもなれないけど、持ってきていたミネラルウォーターを使い、歯磨きだけをして就寝。どうせ洗面道具も忘れてきたしね。

ちょっと過酷だけど、こんな体験滅多にできないねーと2人で話しながら、
砂だらけの布団の中で眠りについた。

以外とぐっすり寝れた。夜中のテントに侵入者がくるまでは・・・

続く

 

モロッコ3日目:マラケシュから2泊3日のサハラ砂漠ツアーに参加。

本日は2泊3日の砂漠ツアーに参加。

前日、ネットでもツアーの内容はみていたのだけど、泊まっていたリヤドの店主がツアー会社を紹介してくれるとのことで、値段も悪くなかったので、予約する手間が省けると思い宿で予約した。

価格は2泊3日、ホテルと朝食・夕食付き(ランチなし)で75ユーロ・もしくは750DH。(約8500円)これとは別にガイド代に20-30DHほどチップが必要とのこと。でもそれでも安い。

本来はマラケシュに戻ってくるツアーだけど、ツアーのあとフェズまで移動したい私たちは、サハラ付近のメルズーガで降ろしてもらうことをお願いした。

片道分が移動がないので安くなるか交渉しましたが、値段は5ユーロ分しか安くなりませんでした。店主のケチ。

私たちの移動はこんな感じ。

出発は朝早いとのことで、6時半に朝食を食べ、7時過ぎには移動。

リヤドの朝食はこんな感じ。

昨日と変わらない大量のパンと、カフェオレ、ヨーグルト、バナナ。
可もなく不可もなくな朝食だけど、朝食があるだけありがたい。
7時過ぎに宿の店主が車がつけるところまで案内してくれ、10人ほど乗れる大きさのバンに乗り込み出発。

この時はまだ私たちだけだったが、近くまで行って、バンを乗り換えるとのこと。
10分ほどバンで走り、街中に到着。待ってろと言われて運転手は外へ。

そこから待てど待てど運転手が戻ってこない。
最初は何をしてるんだ・・・と思っていたが、運転手は私たち2人を乗せるちょうどいい人数のバンをずっと探していたよう。この場所でツアー客を乗せた同じようなバンが集まり、人数を合わせて出発しているよう。

30-45分ほど待たされたあと、私たちは15人乗り程のバンに乗り込んだ。

私たちの他にフランス人8人、フィリピン人2人、イギリス人2人を乗せたバンは、まずワルザザードに向けて出発。

 

1時間半に1回ほど休憩を挟みつつ、どんどん山を登っていく。

音楽は運転手の趣味で時々パーティーミュージック風、時々アラブのポップス。

この運転手、運転しながら電話をちょくちょくしているのだけど、携帯をスピーカーに繋いでいるので、会話が丸聞こえ。まぁアラビックなので何を言っているのかはわからないけど、それにしても自由。そして運転が荒い。
途中でフランス人の一人が車酔いで気持ち悪くなってしまったようで(この山道とこの運転じゃ誰かは酔う。。)何度も止まりながら進む。この時運転手の運転が気持ち優しくなっていて、なんだいいやつじゃないかと思った。

 

途中モロッカンオイルのお店に立ち寄った。

モロッカンオイルをどうやって作るかを実際に見せてくれ、売り込みをされる。

モロッカンオイルって日本でも人気だけど、モロッコで買うと安いみたい。
けどパッケージと入れ物が、お土産に配るのにはちょっとはばかられるクオリティだったので買わなかった。
パッケージとか日本人がコンサルしてあげたら、もっともっと売れそうだな。

その他にも、変なお面のお土産やさんがあったり、

いろいろなお土産やさんのある休憩所にも立ち寄りながら・・・

4回の休憩を挟みながら、6時間ほど車を走らせます。

途中、アイット=ベン=ハドゥと言う世界遺産がよく見える高台にも停車。
(時間がないから近くまで行けないって言われて写真を撮るのみ…)
あとから知ったけどここは結構有名な観光地らしい。

14時頃ワルザザードに到着。

そこでランチを食べます。値段は観光地価格かちょっとお高め。

ケバブwithライス&チップスをオーダー。1人80DH。(900円ぐらい)

私はミックスケバブ、Hiroはチキンケバブ

ケバブというのと想像は違って、焼き鳥みたいなのがで出来ました。スプーン1杯分ほどの申し訳なさそうなライスに驚く。味はまぁまぁ美味しい。でもなんてことないポテトフライが一番美味しい。笑


ご飯を食べ終わると、ワルザザードを観光。
中に入る前に、ギターのような民族楽器を手にした陽気なおじさんにが歌ってました。

ハーワイユーおじさん。歌がお上手。
動画も撮ったよ!ぜひ見てね。

ワルザザードは、途中から乗車してきたちょっと胡散臭そうなガイドがみんなを引き連れていきます。

アラジンの中の世界のような、赤土壁の世界。


ここは映画の撮影などにも使われることがあるそう。ハムナプトラの撮影がここで行われららしい。

絨毯が飾られていたり

おしゃれな壁画があったり。


1時間半ほど観光し、再びバンに乗り込む。この後はホテルに移動して夕食とのこと。
そこからまた3回ほど休憩を挟む。

途中CINEMAと書かれた場所も通過。
後から同じツアーの他のグループに聞いたが、ここはハリウッドの施設だそうで、他のグループでは中まで入れて、とっても楽しかったそう。。
私たちは時間がなかったからなんの断りもなく通過したみたい。
写真を見せてもらったがとても面白そうで、ぜひ入りたかった。。

その後20時頃に無事宿に到着。
80くらい部屋のありそうな大きな宿泊施設に到着。

中はこんな感じ。

二人なのに、ダブルベッド2つとシングルベットあり。鏡は割れてる。
まぁ、ツアーの値段の割には悪くない。ホットシャワーも出る。ただ、Wifiが部屋にない。笑
ロビーにはあるけど遅すぎて使えたもんじゃなかった。

ちなみに宿とディナーはアップグレードできるようで、(そんな話私たちは聞いてなかったけど)同じグループのイギリス人のカップルはアップグレードをしていて、おしゃれな感じの宿に泊まっていた。格差を見せつけられる・・・

そしてディナー。なぜがパーティー大好きそうな若いスペイン人4人の若い女子たちと相席にされる。
スープ、クスクス、チキン、パン、デザートにフルーツ。

味は・・・

なんというか、まずくはないんだけど、美味しくはない。
全体的に味が薄いのと、全部カレーベースの味。
お腹はいっぱいにはなるんだけど、なんか満たされない、、、という感じ。
旅において食は大事だなあと実感。
テンションを上げるためにちょっと贅沢して二人でモロッコに来て初のビールで乾杯!

ロッコイスラムの国なので、ビールを置いてないお店が多い。
3日目にしてやっと飲めました。価格は35DH。(約400円)
供給が少ないせいか、やっぱり少し高め。それにプラス食後にミントティーも注文。

ちょっぴり贅沢だけど、ディナーにがっかりしちゃった気持ちを埋めるには最適🌟
1杯10ディルハム(約110円)。

ミントティーは本当にどこにでも置いてあるけど、どこで飲んでも美味しい。
個人的には、暑い土地でのむホットドリンクってなんか癖になっちゃう気がする。
そんなこんなで、砂漠ツアーの1日目が終了。
1日目はぐるぐる道の荒い運転以外は、まだそんなにハードじゃなかった。
しかし、2日目にはハードな砂漠ステイが待ち受けていたのだった…
続く。

モロッコ2日目。マラケシュをたっぷり観光!

こんなにブログを放置していても、アクセス解析をみると、見てくれている人がいるんだなあと嬉しく思います。

拙い文章ですが、読んでくださって本当にありがとうございます。
気長に、できる範囲で書いていきたいと思います。

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ロッコ2日目の今日。
昨日は夜中まで道に迷った挙句、モロッコ人青年達にカモられるという失態をおかして傷心気味だったので、朝は十分に寝てリラックス。
昼前に起きて宿の朝食を食べる。
朝食がついているってだけでとっても嬉しい。

ロッコの宿として一般的なリヤドは、朝食を必ず用意してくれる。

メニューは、かなり硬くて味のあまりないパンに、何種類かのジャム、ヨーグルト、バナナ、カフェオレ。
不味くて食べられないものなどはなくて、アフリカ大陸に身構えていた私は一安心!
コーヒーも、ミルクたっぷりのカフェオレが大好きなので嬉しかった。

 

そこからマラケシュの市内を観光へ!
昨日はひどい目にあったので、話しかけてくる人には警戒して歩いていく。


マラケシュは、人口はおよそ90万人で、モロッコ第4の都市。
ベルベル語で「神の国」 (murt 'n akush)を意味する言葉だそう。
赤土色の壁で囲まれたその都市は、アラジンの世界みたいな、異世界の空間。
ヨーロッパから飛行機で2時間ほど離れただけで、こんなにも異なる世界を体験できるとは、さすがはアフリカ大陸と心が踊る😊

マラケシュは東西2km、南北3kmの城壁に囲まれた旧市街(メディナ)と、旧市街の西に広がる新市街からなっていて、旧市街は北アフリカでも最大の規模だそう。
メディナの中の小道は、お土産物屋さんでひしめいていた。

マラケシュは全体が世界遺産に登録されているそう。
さらに、昨日行ったうざいと有名なジャマエルフナ広場(Djemaa el Fna、アラビア語で死人の集会場を意味するらしい)は国際的に評価されていて、世界無形文化遺産にも登録されているらしい。

今日はそんな世界遺産の街を、観光と、お土産巡り。

まず最初に、アリー・ブン・ユースフ・マドラサと呼ばれる名前の観光地に立ち寄る。

(長くて全然覚えられないから後から調べてやっとわかった名前)
ここはイスラムの神学校で、かつてこの神学校で学んでいた人々の生活を想像できる場所なんだそう。フナ広場から10分くらいあるいたところにあり、入場料は20DH(約220円)。
スークの忙しい雰囲気とは違い、とても落ち着いた空気が流れている場所だった。

 

アラベスク模様と呼ばれる、イスラム建築によく見られる幾何学的模様がおしゃれで可愛い。

観光客もたっくさんいた。
小さいので20分程で十分中を見学することができた。

 

その後お腹が空いたので散策しながらランチへ。
Hiroがトリップアドバイザーで人気のお店を調べてくれていた。
さっすがHiroさん♪ 

Dercherifa というモロッコらしさ抜群のカフェ。

中は広い中庭が付いていておしゃれで隠れ家っぽかった。
店員さんも英語が通じて、不自由なく会話できる。

だけど思ったよりお値段が高かったので、モロッカンサラダ5種とミントティーだけを注文。

このミントティー、宿にチェックインした時にも宿の人に入れてもらったのだが、モロッコの国民的飲み物という感じ。ミントがたーっぷり入っていて美味しい。そのままでも、砂糖を入れても美味しいが、モロッコ人はみんな砂糖をたくさん入れて飲んでいる。
このティーポットとお盆のセットもすっごく可愛い。

写真は食べかけだけど・・・
5種のモロッカンサラダは全て冷たいマリネのような感じだったけど、全部美味しかった。パンとオリーブもサービスで付いてくる。

カフェの上にはルーフトップがあり、眺めも綺麗。

その後、昨晩に行ったフナ広場をもう一度観光。
昼間は夜よりは客引きも落ち着いていた。

道のど真ん中でウマの置物を売っているおじさんがいた。

↑わかりづらいけど、ここは十字路のど真ん中で、車とかも通ってる


そしておじさんは多分寝てるんだよね・・・

フナ広場で有名な、生搾りオレンジジュース4DH(約60円)。
安くて、オレンジそのままの味で美味しい。

 

フナ広場よりもう少し奥の方を散策してみると、現地の人達が多く住んでいるエリアに入った。
観光地エリアから少し離れると、やはり少し危ない雰囲気。
襲われるとかはないけど、やはり観光地では見えないモロッコの生活水準の低さ、貧しさが見て伺える。衛生状態が悪そうな生の野菜やパンなどが市場で売られているし、観光客はジロジロ見られる。
でも和んだこともあった。
チートスみたいなスナック菓子を私が手に持ってたら、お母さんに手を連れられた小さな女の子が、通りすがりに手を出してきたので、(物乞いとかではなく普通の子)1つスナックを差し出したら、ニコッとしてそれを受け取り食べていた。知らない外国人に通りすがりにお菓子を要求出来るその女の子が可愛くって笑ってしまった。

お腹が空いたので、またカフェに。(暑いのでお互いすぐ休みたがる)
フナ広場にほど近いcafe kifkifというカフェ。おしゃれな内装!Wifiも完備。

ここでツナサンドとミックスジュースを注文。

ここのパンは固くなくて、ツナもとっても美味しかった!

疲れてはいるけれど、マラケシュに滞在できる時間は少ないので、めいいっぱい観光する。
すぐ近くにクトゥビーヤ・モスクと呼ばれる世界遺産があったので、行くことに。

中には入ってみようかとも思ったが、ほぼ現地の人だけで宗教的に厳正な雰囲気だったので、入るのはやめた。私は短期留学したマレーシアでモスク何度が入ったことあるけど、モスクによっては女性はヒジャブを被らないといけなかったり、男性は短パンではいけないなどの決まりがある。ここではどんなしきたりがあるのかわからないし、現地の人たちの信仰心を逆なでしてはよろしくないので、今回は断念。近くを散策するだけだけど、神聖な空気を味わえた。

 

そのあと、伝統工芸館と呼ばれるお土産やさんに。
ここのおみやげ物屋さんは、客引きがウザくなくてお土産がゆっくり見れて、
日本人にとってはすごく安心できる買い物スポットだった。

私たちはレザー屋で小物入れなど購入。
小銭入れは1つ110円くらいだった。
ちょっと革の匂いがきついけど、本皮でこの値段は安いよね〜とお揃いで買った。

ゆっくりお土産を見ているとすっかり日も暮れて、今日はたくさん観光したので、ご飯を食べて帰ることに。

リヤドの近くで、モロッコ初のクスクスを食べる。

味は美味しい!クスクスってお米みたいな穀物かと思ってたけど、小麦粉を小さくしたパスタの一種なんだって。食べて初めて知りました。


帰ってから、次の日に参加する2泊3日の砂漠ツアーに備えてパッキングをして、就寝。

この時はそれが想像を超える過酷なツアーになることを、この時はまだ知らないでいいた・・・
続く。 

世界一周初日。モロッコで洗礼を受けた日、

ともみさんとジヤド君に見送られ、出発したロンドン、ガトウィック空港。

いよいよ旅の始まり!

 

そこからモロッコマラケシュ空港に移動。フライト時間は約3時間半。
空港出口で宿泊するリヤドのピックアップサービスと合流した。

もともと予約していたRiad Amanouzという宿に到着。
ピックアップサービスを頼んでいて正解。
自力でたどり着くのは相当難しかったような場所な上に、どのリヤドのエントランスも名前が目立たない。

ロッコのリヤドとは、簡単に言えば中庭付のホステルのようなもの。

チェックイン後に徒歩10分ほどのフナ広場に出掛けた。
夜9時過ぎだったので、向かうまでの道のりのお店はほとんど営業が終了していたが、フナ広場はまだまだ人が溢れていた。

ロッコは旅人にとって、3大ウザい国と言われているらしいのだけど、
(その他はインド、エジプト)
このフナ広場、特にウザいスポットとして有名。
日本語のギャグやボディタッチで強烈に客引きしてくる。
「こんにちは〜」「はじめまして〜」

くるりんぱ〜」「そんなの関係ねぇ〜」

「アシダマナ〜」

芦田愛菜・・・

あの手この手で話しかけてくるので面白いが、いちいちかまっている暇もないので適当にかわす。

しばらく行くとエスカルゴの屋台があった。

ロッコエスカルゴが安く食べられると有名なところ。

エスカルゴの屋台だけでも沢山あるので、その中でも人が沢山入っているお店を選ぶ。


大鍋に入っているエスカルゴを、お茶碗に持ってすぐ出してくれる。座るとすぐサイズと個数を聞かれ、大を2つ頼むとすぐ出てきた。エスカルゴは、想像していたものよりも小さく、よく日本でも見るカタツムリに近い大きさ。爪楊枝を使って中を出して食べる。少し見た目はグロイが、食べることにそれほど抵抗は無かった。でも正直それほど美味しくはない。味が貝に近いが、味付けが薄い。20-30匹盛られたお椀一杯10DH(約110円)。

ほとんどお腹の足しにならなかったので、近くの屋台にまた入ることに。
でチキンタジンとモロッコサラダを食べる。

ロッコサラダは何かのスパイスで味付けされていてとても美味しい。10DH(約110円)。

カレー風味のタジンは、チキンが4分の1羽くらい入って野菜と蒸してあり、こちらもなかなか美味しい。30DH(約330円)

こちらのパンはサービスらしい。フォカッチャみたいな見た目だが、かなり硬くてパサパサしていたが、食べられない程ではなかった。

その後フナ広場を散策。

歩いていると、ヘナタトゥー売りの人がこっちに来て、
「ヘナ?」と声をかけられた。

いらなかったのでNoと答えたが、ヘナ売りのおばさんはおもむろに私の手を取り出して、ヘナの液を吹きかけた。

勝手にヘナをされてお金を要求されては困るので、強めに拒否をし、おばさんから逃げる。
さすがは旅人にとってうざいと言われるフナ広場。Noといったってお構いなし。そのメンタルがすごい。

広場で民族音楽の演奏をやっていたので、
面白いと思い写真を撮ると、すぐに男がやってきて
「写真を撮ったんだからチップを払え。20DHだ。」と言ってきた。

うざい。うざすぎる。

うんざりしたので、ユーロの5セント程をこれしかないと言って渡した。
「これじゃ少なすぎる」と男は怒ってきたが、無視してその場を後にした。

日付も変わり、噂通りのウザさにかなり疲れたので帰ることに。

が、しかし。ここで問題が発生。
フナ広場から宿までは15分程だったが、まだ歩き慣れていなかった為、帰り道に迷ってしまった私。行きはまだ一部の店が開いていたのでそれを目印にしていたけど、その店も閉まっていて、どこのことか分からなかった。

リヤドから渡された頼りない地図が本当に頼りにならなくて、グーグルマップで保存していた場所もGPSが狂っていたようで間違っていた。店じまいをしている人らに聞きながらある程度近くまで戻ったが、本当に迷路のようでたどり着けない。

困っていると若いモロッコ人3人が話しかけてきて、親切に道案内をしてくれた。

ロッコ人達もスマホや他の人に聞きながら30分以上は一緒に探してくれた。
話しかけてきたときは警戒したけど、モロッコ人はいい人たちだなー。ウェルカムトゥモロッコとか言ってくれるしなーなどと思いながらようやく見覚えのある道に出てリヤドに到着。時刻は午前1時を過ぎていた。

「ありがとうー!」と握手を交わし、それではとリヤドに入ろうとする、と

「待って」
「ここまで案内したんだから、そのさ、、チップくれない?」

‥やはりか。

善意だと思ったけど、彼らにとってはビジネスだった。
仕方がないので20DH差し出そうと思ったのだが、間違えて200DH札を財布から一瞬出してしまった。

「それくれよ!」

「ダメ!これはあげられない!」

「200DHよこせ!」

彼らは紙幣を引っ張り離してくれない。
これ以上言い争っても事態は好転しないので、諦めて200DH渡して去ってもらった。

彼らにとって1回の道案内で200DHが手に入るのはとても高額なのか、歓喜して笑いながら帰っていく姿に少しがっくりした。

スレた観光地ではよくあることだけど、善意を期待してしまっていたので、少し残念だった。が、初日にこういう経験をしてよかった。夜中に無事に帰ってこられただけでもお金を払う価値があるものだね。良い勉強代だと思おうと心に決めた。

部屋に戻ってシャワーを浴び即就寝。

続く。

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